映画『Shall We ダンス？』周防正行監督との出会い

当時1994年、私（伊藤和明）が勤務していた玉井ダンス渋谷教室に突然、ひとりの男性が訪れました。

その男性は言いました。
”実は私は映画監督をしています”
”ダンス映画の台本を書いたので見てほしい”
その男性は『Sall We ダンス？』をつくろうとしていた周防正行さん、その人だったのです！
私は20分ぐらいでしたでしょうか台本を読みました。
しかしながら周防監督には完全なるダメ出しをしてしまったのです。

完全に却下！
内容は、、、
”もし、この映画がそのまま上映されたらダンス愛好者からブーイングされますよ”
”もう少し社交ダンスの事を知った方がいいと思いますが・・・”、と言いましたら
監督は「どの様にすればいいでしょうか？」と。
私は「色々な社交ダンスが有りますのでダンス教室、ダンスサークル、ダンスホール、競技会、また、世界でもダンスを楽しんだり、競技ダンスの世界大会も有りますので沢山観てみたらどうでしょうか」と、提案しました。
数ヶ月後、再び周防監督が教室に訪れてくださいました。映画の構想が出来上がった様子でした。
監督、そして、映画に関わる衣装・メイク担当者、女優さんも真剣に、でも楽しくダンスを踊って頂きました。
映画『Shall We ダンス？』が大ヒット映画になった事を大変嬉しく思っております。

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